トップページ > 中国コラム > 天津港は世界4位の港湾に躍進!
人民日報10 月17 日号によると
「国内北部地域きっての大型港湾である天津港は、開港から60 年が経過した。この間、取り扱った貨物は累計39 億3700 万トン、コンテナは累計7782 万TEU(※注1)に上り、港湾エリアの陸上面積は当初の1 平方キロメートル足らずから、現在は121 平方キロメートルに増え、ふ頭の等級は5 千トン級から30 万トン級に上昇し、世界で最も等級の高い人工の深水港となった。昨年の貨物取扱量は4 億5300 万トンに上り、天津港は世界4 位の港湾に躍進した。2015 年の貨物取扱量は5 億6 千万トン、コンテナ取扱量は1800 万TEU 以上に達する見込みで、天津港は北東アジアに面し、中央アジアと西アジアを射程距離に入れたコンテナターミナル港になるとともに、中国北部地域最大の中心的バルク港および総合型港湾になることが予想される。」と述べました。
※ 注1 TEU:(読み方てぃーいーゆー)コンテナ船の積載能力を示す単位で、1TEU は20フィートコンテナ1 個分を示します。
では世界トップ3の港湾はどこでしょう。その疑問をもっていろいろ調査しました。
<2010 年までの世界港湾ランキングTOP10>
中国証券報3月2日号によると、「2011 年度の世界の港ランキングは、上位10 位中、7 つを中国の港が占めている」として、「上海港が7 億トンでトップを維持。寧波港、広州港、天津港、青島港、大連港がこれに続き、上位10 位内に入った。コンテナ取扱量も上海港が3173 万TEUで2 年連続トップ。シンガポール港が3000 万TEUでこれに続いた。」と述べました。今年はおそらく前年同様で、1位は上海、2位シンガポール、3位香港だと推測されます。
そして堂々の4位入りの天津、おめでとうございます!弊社は天津にて提携会社があるため、ホームグランドの天津が世界4位の港湾になったことは嬉しく誇らしく思います。天津は北京とともに中国では渤海湾に位置しており、北京との相乗効果によるさらなる成長を期待できます。日中関係は長い目で見れば必ず回復します。その時を見据えて今から進出準備されることをオススメします。
<天津・世界初の空母ホテル>
港を活用した事業として、神戸にはお馴染みのコンチェルトがありますが、今年天津にもっと大きいのができました。世界初の「空母ホテル」です。一番高いお部屋はなんと一泊40万円以上します!もちろん参観や食事もできますので、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。詳しくはシークルーまでお問い合せください。
デイビッド・ウー(David Wu)
コンテナ 集装箱(ジー ジョアン シャン)
空母 航母(ハン ムー)
ホテル 饭店(ファン ディエン)
シンガポール 新加坡(シン ジャー ポー)
相乗効果 相乘效果(シャン チョン シャオ グォ)